北イタリア旅行 2002 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
-- 3週間の自由の旅 -- 6月8日〜6月28日 執筆:ロングステイ旅行クラブ代表 土田 保穂 |
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6月 25日 イタリア・マッジョレー湖 |
マッジョレー湖畔のストレーザ、湖水地方の保養地として有名なだけのことはある。
ホテルの正面前には、広い芝生の庭があり花が溢れるばかり咲いている。
6階の部屋のベランダにも、小さな白い花が満開で甘い香りを楽しませてくれる。その上眺望が素晴らしい。
残念なことは、一昨日の嵐で電話が2日間とも不通となりメールの送受信が出来ないことだ。 この辺りの湖水には5つの島がある、。れをボッロメオ諸島という、12世紀以来、ボッロメオ・ファミリーが所有していた。 島々を訪れる為、船に乗ると小学生の団体が乗り込んできた。サマーキャンプがはじまっているのだ。 全員黄色いTシャツを着込んでいる、イタリア語が飛び交い賑やかな船内だった。 諸島の中で最大で最も美しいといわれているベッラ島に着く。 17世紀のボッロメオ宮殿には、絵画など美術品が多く飾られている。 ナポレオンが利用した寝室やムッソリーニーが会議に利用した部屋も見学した。 庭園は雛壇が10段もあり彫像が沢山並んでいる。色とりどりの花々が満開であるが、特にアジサイが美しい。 噴水がある芝生の庭園に、白いクジャクが放たれている。珍しいのか、観光客達がカメラを向ける。 30分おきに来る船で、マードレ島へ行く。 ここでも18世紀に建てられたボッロメオ宮殿があるが緑の深い静かな島だ。 最後にマッジョレー湖の中央にある有名な保養地パッランツアの町へ接岸、湖畔の町を散歩した。異国の知らない町を歩く、此れだけでも楽しいものだ。 ストレーザの町に帰り着く。湖畔に沿い細長く続く公園を歩く。湖水地方はアジサイの栽培が盛んだ。 驚く程のアジサイがあちこちに植えられている、白、赤、紫、青、等々、今まで見たことのないアジサイの色がある。それらが満開で公園の噴水や銅像を引き立てている。 我々は最高の時季に旅をしているのだと何度も実感する。一年を通じ温暖な湖水地方は、お年寄りには特に魅力があるようで70才代と思われる人々が目立つ。 高級ホテルに宿泊し、のんびりとロングステイが可能な方には素晴らしいところだ。 ホテルのレストランでウェイターとして懸命に働く唯一の日本人青年がいた、異国で孤独な戦いをしているように感じた。 此方の国立ホテル学校で学び、就職を世話されたと語っていた。別れを告げ、負けるな、頑張れよ!と心の中で声援を送った。 |
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