北イタリア旅行 2002

-- 3週間の自由の旅 --
6月8日〜6月28日

執筆:ロングステイ旅行クラブ代表 土田  保穂

JUNE  2002
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6月 20日   北アルペン → インターラーケン

宿泊した山小屋の前から、氷河に向かう5フランを無人の有料道路に払う。
目前に土砂まみれの氷河が迫ってくる、私は氷河が流れ込む小さな湖水まで歩いた。

更に車を進めると別の氷河が現れた。周囲を見渡すと360度、山々山に囲まれている。 ナイフのような鋭い峰峰は朝日を浴び光っている、山すそは緑に覆われ高山植物が満開だ。高山植物は可憐で愛しい、幾ら見ていても飽きることはない。
歩いて登山するのが当然なのだが、時間を惜しみ、風景を見ながら歩く速さで車はゆっくり進む。後続車は殆どない、何と贅沢な登山をしているのだろう。 私は、初めてスイスの山岳地帯に魅了された。

本日の目的地インターラーケンは、エメラルド色をした2つの湖水に挟まれるようにある。スイス山岳リゾートの拠点の町だ。
ここにはユンクフラウ4158m、メンヒ4099m、アイガー3970m等への登山口でもある。

町には豪華なクラスから庶民的なクラスまで、たくさんのホテルがあり、レストラン、みやげ物店が軒を連ねている。日本人観光客も沢山歩いている、町全体に華やかな雰囲気が漂う。 投宿したホテルの部屋の窓から、正面にユングフラウ、メンヒの雄姿が見える。
ホテルで明日の登山電車を手配する、片道3度の乗換えを含み、頂上まで登り下りで5時間もかかる。 雲が掠める山頂をにらみ、明日の好天を祈る。



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