北イタリア旅行 2002

-- 3週間の自由の旅 --
6月8日〜6月28日

執筆:ロングステイ旅行クラブ代表 土田  保穂

JUNE  2002
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6月 14日  アラッパ → カナツエイ → ボルツアーノ → メラーノ

アラッパのホテルをでると、そこはドロミテ山塊の真っ只中だ。
常に周囲は山塊に囲まれている、360度が素晴らしい被写体だ、デジカメやビデオカメラ撮影に忙しい。

曲がりくねる坂道が続く、道幅は狭い、海抜1800m、1900m、と道路わきに表示されている。 遂にドロミテ最標高2239mのポルドイ峠にたどり着いた。

ここからのロープウエイは岩から岩への綱渡りだ。無事2950mの山頂へ着く。 雪渓を歩く人達がいる、大パノラマにはドロミテ山塊の切り立った山々が幾つも顔を見せている。ヒヤッとする新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込む。

緑の中に牧場がある、カーベルを首に巻いた牛が数十頭ガランガランと音を立て草を食んでいる、長閑な風景に暫し時を過ごす。 山塊の間の谷間の小さい町にはスキー場やゴルフ場がある。

やがてドロミテの中心地カナツエイに着いた。
ガソリンを入れる、1リッター102.ユーロもした、日本よりも高い。 友人は日本に電話をする、サッカー日本戦が気になるのだ、「何に、すんだ! 2:0で勝った! 誰がいれた」と興奮気味。 うれしくなる日本の勝利、日本は沸きかえっていることだろう。これで日本と韓国で決勝戦なんて夢を見る。

ドロミテを自転車で走行する若者が多い、イタリア人のタフさを見るおもいだ。私は接触しないよう細心の注意を払い追い越す。
標高1520mにあるエメラルド色の美しいカレッツア湖が現れた。水は透明度が高く虹鱒や、オショロコマが泳ぐ姿が鮮明に見える。 湖水には針葉樹の陰が映り、その後方に屏風のようにそそり立つ山塊が一体となり素晴らしい自然美をかもしだしている。

ドロミテ街道最後の町ボルツアーノに着いた。かつてはイタリアとドイツの通商路であったせいか、街並み服装、言葉などオーストリアの影響が強く残る町だ。 レストランでもドイツ語が交わされている。
友人達は明日帰国する、今夜は最後の宿泊だ。温泉保養地、メラーノにホテルを取る。
緑の芝生がゆったりとした気分にさせるホテルには、温水プール、スパ、サウナ、スティームバス、等がありエステサロンも充実している。 長期滞在型に最適のようだ、我々もそれらを活用しリラックスできた。最後の晩餐は中華料理を囲み旅の想い出話に花を咲かせた。



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