北イタリア旅行 2002 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
-- 3週間の自由の旅 -- 6月8日〜6月28日 執筆:ロングステイ旅行クラブ代表 土田 保穂 |
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6月 23日 ツルマット |
早朝、窓から望むマターホルンは雲一つない、朝日を全身に浴びやや紅く輝いている。 昼前、山岳電車に乗り込んだ。ドイツの中学生男女十数名と先生が近くに座る。彼等からチョコレートをもらった。先生は日本は残念でしたねとサッカーを話題にした。 車窓からパンノラマ風景が広がりを見せてくる。45分ほどで電車は3130mの終点駅、Gornergrat到着した。 観光案内パンフで数えると、11もの山々が4000mを超え、10以上の山々が3000mを超えている。 展望台からは壮大なスケールのパノラマが360度広がる。その中でモンテローザ4634m、マターホルン4478mが一際高い雄姿を見せている。 真っ白な、フワッとした雪を抱くモンテローザ山頂から崩れ落ちた雪は氷河となり流れていく。 3000mを超える山々は全て氷河を形成しているようだ。従って氷河の数も驚くほど多い。 山岳電車での帰り道、先ほどのドイツの少年少女達がハイキングする姿があった。 彼等は我々の電車めがけて雪のタマを投げて来た。乗客の中にざわめきと笑いが起こる。 私達も途中下車をした。次の駅までをハイキングするためだ。 ぬかるむ道を超えゆっくり景色を見ながら下っていく。歩くたびに角度が変わり山の景色が変化する。 変化するたびカメラを構える。そんなことを何度も何度も繰り返す。 忘れたくない感動的で美しい景色が続く。 ビデオのテープもまわしすぎ使い果たした。愛らしい高山植物には何度も何度も足を止めた本当に可憐で美しい。 2時間近くで1つ下の駅に倒着した、ハイキングコースも距離も満足するものだった。 下界の町は観光客で賑わっている。驚くのは、日本人の多いことだ。特に50才〜60才代の女性が多い。何れも同じような山登りスタイルである、殆どがグループでもある。 ホテル等では各国の国旗を掲揚している、必ず日の丸がある、山岳電車のアナウンス、パンフレットなどでも日本語がある。これも日本人観光客が多いせいだろう。 日本の国際経済評価は下落しているようだが、スイス、ツルマットの町では世界一の経済力を現在も保っているようだ。 |
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