マレーシア・ボルネオ島の旅 2002

-- ボルネオ島一人旅 --
8月2日〜8月16日

執筆:ロングステイ旅行クラブ代表 土田  保穂

AUGUST  2002
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8月 3日  シンガポール

常夏の国は、日本の夏と似た暑さだが,私は体を動かしたい気分が満々としている。 「よし、今日は歩くぞ」と心に決め、ANAホテルからバス停まで歩いた。 6ドルでワンデイパスを買い、主要な路線を90分かけバスから市内を見物した。

6度目の訪問だが、来るたびに街は変貌している。まるで街が生きているような気がするから不思議だ。 巨大なビルがそそり立っているが、緑が深く多いので圧迫感は少ない。 6年程前に見た古く汚い建物は、殆んど消えてしまったようだが、僅かに残る古い建物は歴史を感じさせる貴重品となっているようだ。

シンガポールは小さな島国である。中国人、マレー人、インド人等が住む多民族、多宗教国家だが、経済的に成功し平和で豊かな国となった。 人口密度は高く、街には車が溢れているが、関税が高いので庶民は車を所有するのが困難という。 車がなくても公共交通機関が発達しているので生活に不便を感じることは少ないようだ。

バスを降りた後、最も賑わうオーチャーロードを歩いた。 都会の喧騒を好まない私だが、たまには活気が溢れたエネルギーを感じるのもいいものだ。

夕食は楽しみにしていたニュートンサーカスへ向かう。
タクシー運転手は、私にシートベルト着用を求める。 不着用の場合は運転手乗客共に120ドルの罰金らしい。回を重ねると免許の停止、廃業に追い込まれるそうだ。

タバコの吸殻やガムを路上に捨てると50ドルの罰金、2回目は500ドルの罰金、払えないものは2時間の道路清掃義務を負わされるという。 街には殆んどゴミはない。取締りが厳しく徹底している為だろう、我々も見習ってはどうだろうか。



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