マレーシア・ボルネオ島の旅 2002 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
-- ボルネオ島一人旅 -- 8月2日〜8月16日 執筆:ロングステイ旅行クラブ代表 土田 保穂 |
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8月 10日 コタキナバル郊外 |
2日間滞在したリゾートホテルからタクシーで1時間、別のリゾートホテルに着いた。どちらもシャングリラホテルだ。
途中、コタキナバルの街中を通過する。 東南アジアならどこにでもある町並みだが、郊外に行くと海や川の水の上に高床式のトタン屋根の粗末なバラック群が乱立している。 家々の床下にはいたるところにゴミが浮いている。見るからに不衛生で汚い。タクシードライバーの話では、フィリピン人の集落だと言う。 この国ではフィリピン人は危険な人達だそうだ。地図を見る限りでは、フィリピンからボルネオ島までボートでもわたって来れそうな感じだ。 さらに郊外に行くと、5階建ての団地が立ち並び、さらに幾つもの建設が進行している。ここはマレーシア人が入居している。 いずれの部屋も狭いベランダを洗濯物が占拠している。 運転手の給料は7月8月が最高で、月45000円程という。 10月〜3月までの6ヶ月は、一日一人の客しかないことがあると言う。 年末年始、2月の中国のお正月、4月にはイギリス人が多く訪れるそうだが、それでも年間の半分は閑散期らしい。 そんな貧しいところだが、高級リゾートホテルは5〜6軒もある。客以外寄せ付けない特別地域だ。 ホテルに泊まる人たちをこの街の一般庶民はどのように見ているのだろうか。 ロングステイの候補地として、また観光地としてマレーシア政府が力を入れている理由がわかるが、 果たして本当に居心地がいいかどうかは経済力とも関係があり本人が判断するしかない。 |
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