北イタリア旅行 2002

-- 3週間の自由の旅 --
6月8日〜6月28日

執筆:ロングステイ旅行クラブ代表 土田  保穂

JUNE  2002
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6月 26日  マッジョレー湖 → ベルガモ

北イタリアの湖畔をドライブし、ミラノを素通りし、旅の最後の宿泊となる古都ベルガモへ向かう。
ベルガモは複雑な歴史を超えて来た町だ。城壁がある丘の上の古い町はアルタ、19世紀に都市計画された丘の下の町をバッサという。 城門をくぐりアルタ地区に入る。広場には18世紀の噴水や12世紀のラジョーネ宮をはじめ古い教会、礼拝堂、図書館がある。
細い石畳の坂道でチーズを売る店に入る。腿肉ハムが欲しいが、重くて持ち帰れない、10kgちかくもある。 店主はスライサーで削り試食を勧める、結局2kgの本場のパルマハムを選んだ。

教会のカネが鳴り響く静かな夕暮れの古都、歴史への郷愁を感じる。イタリアへ来てから良く出会うシーンだが、このムードの中に居るのも今日が最後だ。
バッサを歩いてみた。町の中心で若者が集まり騒いでいる。よく見るとブラジルの国旗を掲げている。ブラジルが勝ったらしい。ここでもサッカーには関心が高い。 イタリアは韓国に敗れたが、韓国人と間違えられ、身の危険を感じることはなかった。

カラオケの大声が聞こえてきた。僧侶が着る粗末な衣装に、立派な白いあごひげの男が、ボリューム一杯の音楽に合わせ、大声で歌っている。 迫力はあるがうるさい。どうやらCDを販売しているらしい。
人が行き交う公園近くの街角、バーの前の路上カウンターで、年配のバーテンダーがシェイカーを振っている。元バーテンダーの私としては見逃せない。 冷たいビールやシャンペンが旨い、テーブルの上のチーズ、オリーブ、小エビ、なすび、サンドイッチ、マカロニなどがあり客は自由に摘める。1時間程の間に3人の物売りや物貰いが来た。

ホテルからイタリアへ来る機内で燐席した女性に電話をした。無事旅を終え明日、帰国することを伝える為だ。 異国で複雑な問題が発生した時、電話で相談できる日本人の存在があることだけでも、安心感があってありがたかった。彼女とパートナーの彼と、共に明日ミラノで会うことになった。



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