北イタリア旅行 2002

-- 3週間の自由の旅 --
6月8日〜6月28日

執筆:ロングステイ旅行クラブ代表 土田  保穂

JUNE  2002
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6月 24日  ツルマット → フランス・モンブラン → イタリア・マッジョレー湖

昨夜は、一時激しい雹混じりの雨が降ったが、今朝はマターホルンも奇麗に見える。しかし我々がツルマットの町を去るとき再び小雨が降ってきた。

今日は、フランスを通過しイタリアへ戻るつもりだ。西へ70km程走った頃から、山すそ一面にブドウ畑が広がる。 段々畑の狭い土地にも葡萄が植えられている。昨夕食時勧められたスイスワインは地元のワインだと説明された、きっとこの辺りでつくられたのだろう。

シオンの町では街角の店に入りカプチーノを注文、カウンター席に着いた。キビキビと働く奇麗なママさんの姿に見とれていた。 彼女はフランス語を話している、今朝までのドイツ語世界とは一味違う。

フランスのシャモニーに向かい、のぼりの山道を走る、ここでも両国の国境はフリーパス。 フランスで見ておきたかった山、4810mのモンブランが勇姿を現した。すごい高さ、でありすごい氷河だ。 山小屋風のレストランでモンブランを見上げながら、ピザでランチを取った。気持ち良く晴れわたり清々しい空気が漂う。

シャモニーの町は賑わっている。ゴンドラステーションの前には、日本人が沢山いた。
モンブランの、どてっぱらに開けられたトンネルに近づく。モンブランや氷河の写真を撮る絶好の場所に小さな公園を見つけた。 慰霊塔がある。トンネル工事で亡くなった39名の方達に黙祷を捧げ11600mのトンネルに入った。 最近完成して間もないトンネルだ、内部は広く明るい照明で走りやすい。
トンネルを越えるとイタリアである。アオスタの町を目指してきたが通過した。

急遽、目的地を湖水地方に変更する。本日の総走行数420kmでマッジョレー湖に到着したのは午後7時を過ぎていた。 花々に囲まれた湖畔のホテルに2泊することにした。
今日は記念すべき日だ。朝食はマターホルンを見つめスイス、ランチはモンブランを見つめフランス、夕食はマジョレー湖を眺めイタリア、と3食を異なる国で食べた。
131回目の私の旅の中でも初めての経験だ。



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