北イタリア・スイスの旅　2002年

北イタリア旅行　２００２

-- 3週間の自由の旅 --
6月8日～6月28日

執筆：ロングステイ旅行クラブ代表土田　保穂

6月 11日　　ヴェネティア

朝早く魚市場を訪れた。たくさんの店が軒を連ねている。
新鮮な魚介類は細かく砕かれた氷の上で生きているようだ。イワシ、タイ、鱒、鮭、イカ、蟹、うなぎ等、種類も豊富だ。隣接した野菜売り場にも新鮮な野菜が山のように積まれている。その横の運河には忙しく船が行き交う。活気ある１日がここから始まるようだ。

朝食後、１２００年の歴史があるセント・マルコ教会を訪れるため行列に加わる。ドウカーレ宮殿では行列に驚き外から見るだけにした。この近辺は観光客がひしめいている。
２４時間乗り放題の水上バス切符を購入する。運河を利用して行動するのが便利だ。
アカデミア美術館でヴィネッイア時代の絵画を鑑賞。

ガイドブックで推薦のレストランを探すのに苦労した。狭い路地を歩き続け遂に見つけた、何の飾り気もない小さな店だ。
中に入り驚いた。立派な部屋に落ち着いた雰囲気、一流のサービスに味も最高、イタリアに来て初めてイタリア料理に出会った気がした。

ほろ酔い気分で水上バスに乗り、爽やかな風を受け古都の風情に浸る、まさに異国にいる実感を強く感じる。

サン・マルコ寺院の前にある鐘楼カンパニーレ（９６,８ｍ）に上り、ここからヴェネティアの町とラグーナさらに周辺の島々の素晴らしい景色を見下ろした。夕刻のセント・マルコ寺院は西日を浴びて、寺院を飾る黄金や色彩豊かな壁画が一段と美しい。石畳の広場には沢山の鳩がいて観光客の与える餌に群がり、子供の頭や肩にまでとまっている平和な一時だ。

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